
この前、楽天モバイルからmineoにMNPしたという話をしました。
それで、mineoのau回線を使用する「Aプラン」を契約しました。
「au VoLTE対応SIM」と「au VoLTE非対応SIM」から
SIMを選択できますが、「au VoLTE対応SIM」を選択。
その「Aプラン」のSIMをZenFone 3(ZE520KL)に挿して
メイン端末として使っています。
いろいろと検証してみて、ZenFone 3(ZE520KL)では
「Aプラン」ではなく、「Dプラン」で契約したほうが良いと
結論が出ました。
では、詳しく説明していきます。
●「デュアルスタンバイ」とは?同時待受について解説
●DSDS対応するSIMフリースマホの何が便利なの?使い道とは
●「Moto G4 Plus」 待望のデュアルスタンバイに対応するスマホ
●「ZTE BLADE V7 MAX」同時待受ありでMoto G4 Plusを超えたかも?
目次
ZenFone 3(ZE520KL)に「au VoLTE対応SIM」を推奨しない2つの理由
私が実際に使ってみた上で、ZenFone 3(ZE520KL)に
「au VoLTE対応SIM」の使用を推奨しない2つの理由を
下記に示します。
モバイルデータ通信の表示がわかりにくい
モバイルデータ通信の表示で、ON・OFFの判別がしにくい。
「au VoLTE対応SIM」を装着すると、VoLTE表示が出ますが
モバイルデータ通信をONにしても、右側に上下のマークが出るのみで
非常にわかりにくいです。
一方、「ドコモSIM」を装着すると、
モバイルデータ通信をONにすれば、4Gや3Gなどの表示が出ますので
一目瞭然であり、わかりやすいです。
通話に「au VoLTE対応SIM」を使うと、DSDS運用が不可能?
通話に「au VoLTE対応SIM」を使うと、組み合わせにより
デュアルスタンバイ(DSDS)運用が不可能になります。
これは、ZenFone 3(ZE520KL)の仕様が原因ですが、
「au VoLTE対応SIM」では、4Gを使って通話をします。
しかし、ZenFone 3(ZE520KL)では、
日本だと、4G+3Gの組み合わせでしか使えません。
そして、データ通信側のスロットは
強制的に4G(LTE)での通信になります。
例えば、下記のような構成で使用したとします。
SIM2:ドコモSIM(データ通信専用)
ドコモSIMをデータ通信に設定すると
データ通信側のSIM2スロットが4Gになる仕様です。
4G+3Gの組み合わせしか不可能です。
SIM1で「au VoLTE対応SIM」を通話(4G)で使おうとしても
強制的に通話側(SIM1スロット)は3Gになり、通話できない。
(SIM1:通話Xでデータ通信X、SIM2:データ通信〇)
反対に、「au VoLTE対応SIM」(SIM1スロット)をデータ通信に設定すると
通話側も4Gになり、「au VoLTE対応SIM」(SIM1スロット)でのみ
データ通信と通話は可能ですが、DSDS運用ではなくなります。
(SIM1:通話〇でデータ通信〇、SIM2:データ通信X)
つまり、この場合はDSDSを無効にしないと
「au VoLTE対応SIM」では通話とデータ通信ができないのです。
通話SIMに「au VoLTE対応SIM」を使う場合は、
組み合わせによっては、DSDS運用を諦めるしかありません。
データ専用の「au VoLTE対応SIM」なら使い道がある
ZenFone 3(ZE520KL)で、SIMを1枚だけ使い通話SIMとして、
「au VoLTE対応SIM」を使うのは構いませんが
データSIMとの組み合わせだと、DSDS運用は無理です。
では、逆にデータ専用の「au VoLTE対応SIM」を使うなら
どうなんでしょうか?
例えば、下記のような構成で使用したとします。
SIM2:au VoLTE対応SIM(データ通信専用)
この場合、4G+3Gの組み合わせは可能ですから
通話は3GでSIM1が機能し、データ通信は4GでSIM2が機能します。
従って、問題なくDSDS運用が可能となります。
あくまで、通話側のSIMスロットに
ドコモSIMを使う事が前提になりますが
ZenFone 3(ZE520KL)でのDSDS機能を存分に生かせます。
「FOMA SIM」と「au VoLTE対応SIM」の組み合わせ
DSDS運用に興味を持つ方で多いのが
「FOMA SIM」と「格安SIM」の組み合わせではないでしょうか?
通話対応のドコモ系SIMを2枚挿すと、通話の同時待受けは可能です。
では、格安SIMに「au VoLTE対応SIM」を選択した
下記の組み合わせの場合だと、通話の同時待受は可能なのでしょうか?
SIM2:au VoLTE対応SIM(通話+データ通信)
ドコモのSIMは、FOMAでなくても3Gで通話できますし、
「au VoLTE対応SIM」(SIM2)が4Gで通話とデータ通信ができます。
この組み合わせだと、通話の同時待受けが可能になります。
ただし、DSDS運用だとドコモSIMでデータ通信するのは無理で
その場合、「au VoLTE対応SIM」(SIM2)が使えなくなります。
また、新設された「カケホーダイライトプラン(ケータイ)」のSIMでも
「au VoLTE対応SIM」と、通話に関してはDSDS運用が可能です。
●カケホーダイライトプラン(ケータイ)とケータイパックをドコモが発表
au VoLTE対応フィーチャーフォンのSIMでの運用に問題あり
au VoLTE対応フィーチャーフォン向けに開始される
スーパーカケホ(ケータイ)などの低料金プランSIMと格安SIMで
DSDS運用をするのは現実的ではないです。
●auがプラン名変更!スーパーカケホ(ケータイ)とダブル定額Z(ケータイ)
先ほども説明しましたが、ZenFone 3(ZE520KL)では
「au VoLTE対応SIM」を通話SIM(4G)に使おうとすると
データ通信を「au VoLTE対応SIM」に設定しないといけない。
その影響でもう片方のSIMは、データ通信ができなくなります。
SIM2:ドコモ系格安SIM(データ通信専用) X
キャリアの契約を続けつつ、料金を抑える為に、
auの低料金プランの通話SIMで、通話をして
格安SIMでデータ通信をするわけですよね?
でも、通話SIMが「au VoLTE対応SIM」だと
それができないのです。
「au VoLTE対応SIM」ともう1枚ドコモSIMを用意すれば、
通話SIM2枚で電話番号2つを同時待受けはできます。
SIM2:ドコモSIM(通話専用) 〇
でも、こんな実用性が低いDSDS運用にのみ対応していても、
何も嬉しくないです(笑)
まとめ
ZenFone 3(ZE520KL)にau系SIMの使用を推奨しない2つの理由について
詳しく書いてみました。
●ZenFone 3の関連記事まとめ
「au VoLTE対応SIM」を使っても、DSDS運用をせずに
SIM1枚で普通に使う分には何の問題もありません。
しかし、将来的にDSDS運用を試してみたいならば、
通話SIMはドコモ系のSIMを契約して下さい。
mineoの場合だと、「Dプラン」での契約を推奨。
なぜなら、通話SIMに「au VoLTE対応SIM」を選んでしまうと
もう片方がデータSIMの場合に、データ通信が行えず、
DSDS運用ができないので、ほとんど意味がないからです。
これでは、ZenFone 3(ZE520KL)のDSDS機能が
宝の持ち腐れになりますよね。
しかし、通話SIMをドコモ系のSIMにすれば、
データ通信側がドコモ系SIMだろうと、au系SIMだろうと
問題なくDSDS運用が可能になります。
●「デュアルスタンバイ」とは?同時待受について解説
●DSDS対応するSIMフリースマホの何が便利なの?使い道とは
●「Moto G4 Plus」 待望のデュアルスタンバイに対応するスマホ
●「ZTE BLADE V7 MAX」同時待受ありでMoto G4 Plusを超えたかも?
では、また。
●auのAndroid端末を格安SIMで使う方法
●auのiPhoneを格安SIMで使う方法
●「auのSIM」や「au系格安SIM」はドコモ端末や格安スマホで使えるの?
●SIMフリースマホはauで使えない?バンドではなく技適の問題
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